
化学世界大手独BASF傘下のBASFデジタルファーミングは10月2日、日本の持続可能な農業スタートアップNEWGREENと協働し、節水型乾田直播稲作(DSR)を実践する日本の水稲農家向けに、世界初の収量保証サービス「xarvio HEALTHY FIELDS for RiTA」を開始したと発表した。
今回のサービスは、NEWGREENのパートナー企業が開発した土壌改良AIサービス「Humus」と、BASFの農業成果保証プログラム「xarvio HEALTHY FIELDS」を統合し、NEWGREENが提供する。Humusは、RevivixがQuantum Nexus及び土壌コンサルタント須藤貴之氏と共同開発した革新的な土壌改善AIサービスで、農業者の圃場毎に最適化した資材を提供できる。二毛作や三毛作、輪作等の栽培毎の利用も可能。NEWGREENがHumusの日本市場での販売代理店となっている。
一方、「xarvio HEALTHY FIELDS」は、節水型栽培における成果保証型の雑草管理サービスで、BASFは2025年1月、節水型乾田直播稲作を導入する水稲農家向けに導入。精密な雑草管理を通じて生産の安定化を支援している。しかし、収量の増加や、再現性の確立の実現には、単なる栽培方法や雑草管理だけでなく、「土壌の健康状態」が極めて重要となるため、今回、「Humus」による科学的根拠に基づいた土壌改善を組み合わせることを決めた。
xarvio HEALTHY FIELDS for RiTAは、NEWGREEN、BASFジャパンが提供しつつ、NEWGREENが農家に対するサービス窓口となる。また、RiTAジャパンが農業技術監修を提供する。農家は、自身の農地を診断した上で、包括的な土壌改善の処方箋を受領。その後xarvio HEALTHY FIELDSの成果保証型雑草管理プログラムが受けられるようになる。
BASFとNEWGREENは2月、水稲栽培でのカーボンファーミングプログラム実現のための共同プロジェクト「NEWGREEN RICE Project」で戦略的提携と共同投資に合意しており、日本市場で持続可能な水管理と節水型乾田直播稲作を広げる協働を開始していた。
またBASFは9月22日、国際稲研究所(IRRI)と共同実施した「グローバル・カーボンフィールド・トライアルプログラム」の成果を発表。収量を損なうことなく、稲作における温室効果ガスの原単位排出量を30%削減でき、間断灌漑、乾田直播栽培、稲わら管理の改善等の水管理手法により、稲作における排出量や淡水使用量を大幅に削減することに成功したと伝えた。
【参考】【国際】BASF、水稲メタン削減でIRRIと共同研究。事故車修理のサステナビリティ基準策定も(2024年2月3日)
【参照ページ】BASF launches first rice yield guarantee via xarvio® HEALTHY FIELDS with AI-powered “Humus” soil improvement service
【参照ページ】【日本初】土壌改善AIと成果保証型雑草管理でお米の収量を保証 ー 「xarvio® HEALTHY FIELDS for RiTA」の提供を開始 ー
【参照ページ】BASFとNEWGREEN、水稲栽培でのカーボンファーミングプログラム実現のための共同プロジェクト、「NEWGREEN RICE Project」における戦略的提携と共同投資に合意
【参照ページ】Cutting CO2e emissions by 30 percent without compromising yield: BASF shares new findings on rice from Global Carbon Field Trials
無料会員に登録すると、
有料記事の「閲覧チケット」を毎月1枚プレゼント。
登録後、すぐにご希望の有料記事の閲覧が可能です。
無料登録してチケットを受け取る
【無料会員向け】有料記事の閲覧チケットの詳細はこちら
または
有料会員プランで
企業内の情報収集を効率化
- 2000本近い最新有料記事が読み放題
- 有料会員継続率98%の高い満足度
- 有料会員の役職者比率46%
有料会員プランに登録する