
国際的なボランタリーカーボンクレジット発行団体米Verraは12月11日、カーボンクレジットのカーボンインセット活用制度「スコープ3基準(S3S)プログラム」で、初版の第1フェーズ(旧称は0.9版)を2026年初頭に発行すると発表した。
VerraのS3S基準は、信頼性の高いスコープ3の削減成果を保証するため、標準化され、科学的根拠に基づく、ピアレビュー済みの定量化手法を整備することを目的としている。S3Sが正式に発行されると、Verraのカーボンクレジット基準VCSで創出されたカーボンクレジットを、スコープ3削減のためのカーボンインセットとして活用できるようになる。Verraは3月、スコープ3基準(S3S)の草案を発表し、パブリックコメントを募集。当初は2025年末までに初版第1フェーズを発行する計画だったが、数カ月遅れる見込みとなった。
【参考】【国際】Verra、カーボンインセット基準S3Sを2025年末までに発行へ。2026年に制度本格稼働(2025年7月20日)
【参考】【国際】Verra、インセット基準S3Sスタンダード草案公表。パブコメ募集(2025年3月10日)
Verraは、計画遅延の理由について、…
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