
デンマーク製薬大手のノボノルディスクは12月7日、再生可能エネルギー100%を目指す企業らによるグローバルイニシアチブのRE100に参画すると発表した。糖尿病ヘルスケア最大手として世界のインシュリンの約半分を製造している同社は、2020年までに自社生産工場における使用電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す。
RE100は低炭素経済への移行を推進する企業や投資家らのグローバル連合、We Mean Business Coalitionの一部として、The Climate GroupがCDPとの協働により主導しているイニシアチブだ。RE100の参画企業は事業運営を100%再生可能エネルギーで賄うというコミットメントが求められ、現在50以上のグローバル企業が参画している。
RE100への参画にあたり、ノボノルディスクで環境管理担当シニアディレクターを務めるDorethe Nielsen氏は「再生可能エネルギーへの移行は長期的にコストを削減し、世界の気候変動目標に貢献するための戦略だ。より多くの企業が再生可能エネルギーに投資するほど、環境テクノロジーはより効率的かつ安価になり、より魅力的なエネルギー源になる」と語った。
ノボノルディスク社の再生可能エネルギー推進の取り組みは、同社がグローバルに展開している全ての生産拠点を網羅するものとなる。2007年以降、同社はデンマーク、ブラジル、日本の生産拠点において再生可能エネルギー由来の電力を使用してきた。そして今年の10月にも中国、天津の生産拠点において新たに内モンゴルにある風力発電所と電力購入契約を締結したばかりだ。今後も取り組みを拡大し、米国、フランス、ロシア、アルジェリアの生産拠点において再生可能エネルギーの購入契約を締結予定だという。
製薬企業のサステナビリティ活動としてはヘルスケア関連の取り組みがクローズアップされることが多いが、世界中の様々な地域で発生している疾病リスクの多くは気候変動による影響との関わりが深く、気候変動対応は製薬企業が長期的な事業戦略を考える上で重要なテーマでもある。今後のノボノルディスクのリーダーシップに期待したい。
【参照リリース】Novo Nordisk Joins RE100 with 100% Renewable Ambition
【企業サイト】Novo Nordisk
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