国連砂漠化対処条約(UNCCD)事務局は12月5日、中国・寧夏回族自治区の銀川市に、国際砂漠化対処ナレッジマネジメントセンターを発足した。
今回の開所は、UNCCD事務局と中国政府との覚書に基づくもの。砂漠化や旱魃、土地劣化に対処するための技術やナレッジを共有し、国際協調を強化する。砂漠化に悩む発展途上国の支援も行う。同センターでは、今後毎年、国際セミナーを開催。
UNCCDは、2017年に中国オルドスで開催された第13回締約国会議(COP13)で、オルドス宣言を採択。2018年から2030年の新戦略枠組を決定した。同戦略では、5つの戦略目標、10の指標,17の期待される成果で構成。加盟国は196ヵ国と非常に多く、各国で対応が進められている。
【参照ページ】Knowledge Management Center on Combating Desertification opens in China