EV世界大手中国BYD(比亜迪汽車工業)の日本法人BYDジャパンは7月21日、日本の乗用車市場への参入を発表した。すでにバス市場やフォークリフト市場には参入していたが、ついに主戦場への参入を決定した。
【参考】【日本】BYDジャパン、EVバスの新型車両を投入。すでに日本市場シェア首位。公共交通バス(2022年5月13日)
同社は、日本での乗用車販売及び関連サービス提供のため100%子会社BYD Auto Japanを7月24日付で設立。2023年1月から順次、EV3種の販売を開始する。販売車種は1月に「ATTO 3」、2023年中頃に「DOLPHIN」、2023年下半期に「SEAL」を投入する。同社がアフターサービスも提供する。
同社はすでに世界70ヶ国・地域以上で事業展開しており、2022年上半期には前年同月比3倍超の約64万台を販売。EV及び燃料電池自動車(FCV)の販売台数で世界首位となった。
日本市場ではすでに、EVバス市場でも約7割のシェアを誇る。乗用車市場に関しては、日本でのEVシェアそのものが約1%に留まっている理由として、「車両価格の高さ」「充電設備の不足」「航続距離への不安」「ラインナップの少なさ」等が市場調査で判明したと紹介。価格、航続距離の面で強みを誇るBYDは、チャンスと判断した模様。
BYDの幹部は6月、業界第2位のテスラ向けにバッテリー供給を近々開始するとも話しており、グローバル市場を席巻している。
【参照ページ】最新EV3車種を日本で2023年から順次発売
【画像】BYDジャパン
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