
英環境シンクタンクNGOプラネット・トラッカーは1月25日、再生プラスチックの市況分析とプラスチックのリサイクル率を高めるための提言をまとめた報告書を発表した。ラベルを工夫することでリサイクル率が上がるとした。
現在、年間1.4億tのプラスチック容器が生産されているが、プラスチック廃棄物のうちリサイクルされているのは9%以下。プラスチックのリサイクル規制が強化されたことで再生プラスチックの需要は急激に増加したが、供給が需要に追いついておらず、価格が高騰している。
欧州での再生プラスチック原料の平均販売価格は、化石燃料によるバージン原料の1.5倍、1t当たり868米ドル。英国では再生プラスチックを利用するよりも、1t当たり200ポンドのプラスチック税を支払う方がコストが安い状況となっている。
今回の発表では、消費者向けの製品メーカーに対して容器のラベルを見直し、ラベルと容器の材質を一致させることで、ラベルを容器から剥がす手間やコストを削減し、マテリアルリサイクル率を向上させることができると提案した。
また、再生プラスチック原料の供給不足の原因として、製品メーカーのブランディング重視の容器の色に対するこだわりが原因と指摘。回収したプラスチック原料のフレークやペレットが製品仕様と一致しない色合いだった場合には再加工が必要となり、供給の遅れが生じているとした。
解決策として、シュリンクラップの利用を提案。シュリンクラップは熱を加えると容器全体に収縮され、容器全体を覆うことができるため、容器の色にこだわる必然性がなくなる。結果、リサイクル原料の可用性が高まり再生プラスチックの供給量が増加することで、バージン原料と再生プラスチック原料の価格差が縮小するとした。
【参照ページ】SLEEVE LABELLING PROVIDES A SHORT-TERM SOLUTION TO BOOST RECYCLING RATES, PLANET TRACKER SAYS
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