企業報告に関する代表的なイニシアチブのCDP、GRI、CDSB、FASB、IASB、ISO、SASB、IIRCの8団体による共同組織、Corporate Reporting Dialogueは5月6日、各団体のフレームワークや基準、要求事項などを一覧で比較、俯瞰できるランドスケープマップを公開した。
Corporate Reporting Dialogueは、企業報告に関する複数の団体のフレームワークや基準の一貫性や比較性を高めてほしいという市場からの要望に応える形で2014年に結成された組織だ。現状は複数のフレームワークが乱立しており、報告企業側はどのガイドラインやフレームワークを参照すればよいかについて困惑するケースもよくあった。今回公表されたオンラインマップの目的は、これらの混乱を防ぎ、各ガイドラインやフレームワークの目的や対象範囲、関係性を明示したえで報告者の正しい理解を促進することだ。
また、同マップではそれぞれの企業報告イニシアチブがどのよう統合報告の<IR>で示されている6つの資本および各項目に結びついているかについても示されている。フレームワーク同士の関係性や適用範囲を確認する上で非常に役立つコンテンツとなっているので、企業報告に携わる方はぜひ確認して頂きたい。マップおよびPDFバージョンは下記から確認可能。(関連記事:【レポーティング】サステナビリティ(CSR)報告ガイドラインを主導するグローバル機関)
【参考サイト】Landscape Map
【PDFダウンロード】NAVIGATING THE CORPORATE REPORTING LANDSCAPE
【団体サイト】Corporate Reporting Dialogue
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