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【国際】マイクロソフト、ノルウェーのCCSプロジェクトに参画。従業員出張のSAFクレジット活用も

 IT世界大手米マイクロソフトは10月14日、エネルギー大手エクイノール、ロイヤル・ダッチ・シェル、トタルの3社とノルウェー政府が共同計画しているノルウェーでのCCS(炭素回収・貯蔵)プロジェクト「Northen Lights」に参画すると発表した。同プロジェクトは3年前に始まり、欧州でのCCS技術の標準化を目指している。

 同プロジェクトは、工場で排出された二酸化炭素回収し、液化して輸送し、貯蔵施設を北海のベルゲン沖海底2,600mに貯留するというもの。この貯留施設では、2024年からの第1フェーズでは液化した二酸化炭素を毎年150万t、さらにその後毎年500万t圧入貯留ができ、全体では1億t以上の貯留能力をもつ。同プロジェクトでは、エネルギー大手がオフショア油田開発で培った海底での掘削技術を活かす。ノルウェー政府は、15.5億ユーロ(約1,900億円)を同プロジェクトに投じる考え。

 マイクロソフトは、今回プロジェクトに参画し、ITの観点からのテクノロジー・イノベーションの貢献が期待されている。同社は、2030年までのカーボンネガティブを目指しており、CCS技術の普及もそのためのオプションと判断した。

【参考】【アメリカ】マイクロソフト、2030年カーボンネガティブ、2050年に1975年以降の全排出量相殺を宣言(2020年1月21日)

 また、マイクロソフトは10月22日には、ワシントン州レッドモンドの本社と、カリフォルニア州間の従業員出張において、アラスカ航空と協働で持続可能な航空燃料(SAF)を使用することも発表している。

 同社が、シアトル・タコマ国際空港からサンフランシスコ国際空港、サンノゼ国際空港、ロサンゼルス国際空港の区間のアラスカ航空便に、オランダ持続可能なジェット燃料開発SkyNRGから購入した「SAFクレジット」を購入し適用する。SkyNRGは、廃油を活用したSAFを提供。これにより、フライトからの二酸化炭素排出量を削減できる。将来的には、適用範囲を拡大していく考え。

【参照ページ】Northern Lights is innovating for the future of carbon transport and storage | Transform
【参照ページ】Alaska Airlines and Microsoft sign partnership to reduce carbon emissions with flights powered by sustainable aviation fuel in key routes - Stories

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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