化学世界大手米ダウは1月20日、中国消費財大手LIBY(立白集団)及び、中国の廃棄物分別・リサイクル大手LOVEREの3社で、中国でのプラスチックのサーキュラーエコノミー化を進める3年間の戦略的提携に関する覚書を締結した。事業のサーキュラーエコノミー化ネットワーク構築を急ぐダウが、中国での大きな足掛かりを掴んだ。
今回の戦略的提携では、プラスチックの環境への排出の防止、提携を通じたインパクトの拡大、サーキュラーエコノミー型のソリューションの展開の3つを目的としている。具体的な検討分野は、リサイクルを可能にする製品設計、廃棄物の回収、プラスチック廃棄物の再利用とリサイクルの3つ。コンテンツマーケティングも3社で実施し、認知拡大と販促につなげる。
ダウとLIBYは10月、ダウが開発した100%リサイクル可能なテンターフレーム二軸延伸用TFポリエチレン樹脂「INNATE TF-BOPE」を、LIBYの詰替え用洗剤包装に活用することを発表済み。さらに今回の覚書では、INNATE TF-BOPEをLIBYの他の商品でも大々的に導入することも盛り込んだ。
【参考】【中国】消費財大手LIBY、詰替え用洗剤パック素材にダウの100%ポリエチレン採用。リサイクル容易(2020年10月26日)
【参照ページ】Dow, Liby and LOVERE ink MoU to advance sustainability in packaging agenda
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