国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)と国連責任投資原則(PRI)は6月1日、ESG投資を加速させるため、各国政府とエンゲージメントする新たな合同プログラム「投資リーダーシップ・プログラム(ILP)」を発足した。少数の先進的な機関投資家を招集し、ESG投資のメインストリーム化に向け実施すべきアクションを検討する。
ILPは、2050年までの運用ポートフォリオのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)にコミットするアセットオーナーのイニシアチブ「Net-Zero Asset Owner Alliance(NZAOA)」と、投資運用意思決定においてサステナビリティ・インパクトを評価し考慮に入れることに関する法律面での整理を行うプロジェクト「A Legal Framework for Impact」の双方にコミットするが要求される。
【参考】【国際】5機関、Net-Zero Asset Owner Allianceに新規加盟。英L&Gやプルーデンシャル等(2021年6月6日)
【参考】【国際】PRI、機関投資家はサステナビリティ・インパクトを考慮する法的義務あるか、検討開始(2019年3月1日)
ILPの主な活動は、政府当局とのエンゲージメント。活動期間は3年間を想定し、ESG投資をメインストリームにしていくための政府との協議を行う。ガイドダンス等の策定も行う。持続可能な保険フォーラム(PSI)や国連責任銀行原則(PRB)とも連携する考え。ILPの事務局は、UNEP FIとPRIの監督の下、専任のスタッフを置く。
【参照ページ】UNEP FI AND PRI LAUNCH NEW JOINT PROGRAMME TO BOOST LEADERSHIP IN RESPONSIBLE INVESTING
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