Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】フォード、海洋プラごみ100%活用で世界初の自動車部品製造。ハーネスクリップ

 自動車世界大手米フォードは12月8日、海洋プラスチックごみを回収し、世界初となる海洋プラスチックごみ由来の再生素材を100%活用した自動車部品を製造すると発表した。「フォード・ブロンコ」車種のスポーツモデルのワイヤーハーネスのクリップで採用する。

 今回開発した製品は、従来の石油由来のものと比べ、製造コストを10%削減できる他、エネルギー消費量も削減可能。耐久性と強度も従来製品と同等だという。

 米NGOピュー慈善信託によると、海洋プラスチックごみは、年間で最大1,300t発生。その多くは漁業によるもので、特に海洋に回流する漁網「ゴーストネット」は、海洋プラスチックごみの10%を占めるという。プラスチック製の漁網は、耐久性が高く、軽量で浮力もあり、低コストなため、行業関係者からは重宝される一方、海洋生物の生態系への悪影響から危惧されている。

 フォードは今回、オランダ化学大手DSMの機能素材子会社DSMエンジニアリング・マテリアルズおよび英配線資材製造ヘラマンタイトンと協働する。DSMエンジニアリング・マテリアルズが、インド洋およびアラビア海で海洋プラスチックごみを回収し、ペレットに還元。その後、ヘラマンタイトンがワイヤーハーネスクリップとして射出成形する。

 フォードはすでに、トランスミッションブラケット、ワイヤーシールド、フロアサイドレール等についても、海洋プラスチックごみからのリサイクルで部品製造を計画。いずれも従来と同等かそれ以上の耐久性と強度を誇るという。

【参照ページ】FORD BRONCO SPORT BECOMES FIRST VEHICLE TO FEATURE PARTS MADE OF 100% RECYCLED OCEAN PLASTIC
【画像】Ford

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。