金融世界大手バンク・オブ・アメリカは5月10日、英オックスフォード大学のSmith School of Enterprise and the Environment(スミス企業環境スクール)に対し、120万ポンド(約1.9億円)を寄付すると発表した。二酸化炭素排出量削減とサステナブルファイナンスの2つの分野で、研究を3年間支援する。
今回の寄付により、同スクールは、研究者2名を採用する。1人は、経済的、社会的、環境的にスケーラブルな二酸化炭素直接除去(CDR)の手法を研究する同大学主導のコンソーシアム「温室効果ガス除去ハブ(CO₂RE)」での採用。スティーブン・スミス博士が指揮している。
もうひとりは、オックスフォード大学サステナブルファイナンス・グループと英グリーンファイナンス&インベストメントセンター(CGFI)の双方を拠点に活動する。彼らは、自然環境に対する空間ファイナンスと、金融の意思決定における自然関連要因の統合に焦点を当てる。同グループとCGFIは、ともにベン・カルデコット博士が率いている。
スミス・スクールは2021年、CO₂REとCGFIに対し政府からの支援を獲得。巨大な国際的ネットワークと研究者招聘で力を発揮してきている。同スクールは、また、現在までに、グリーン・リカバリーで世界20カ国の政府と協力し、研究成果は世界中のグローバル金融機関に直接情報を提供されている。
【参照ページ】Bank of America in key partnership with Oxford’s Smith School to support climate and sustainable finance research
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