豪小売大手ウールワースと同社傘下の豪日用雑貨小売BIG Wは6月3日、使い捨てビニール袋の有料提供を永久に廃止すると発表した。2023年から使い捨てビニール袋の提供を全国規模で段階的に停止。2023年6月までに完全廃止する。同アクションは、同国全土規模のスーパーマーケット初。
同社は、消費者の80%がすでにマイバッグを持参していると指摘。今回のアクションで、プラスチックを年間9,000t以上削減できる見込み。再生紙含有率70%の紙袋は、消費者の要望に応じて今後も提供する。
同社はすでに、プラスチック袋の提供を禁止する州法が7月施行予定の西オーストラリア州で、先行して小売店舗でのプラスチック袋の廃止を進めている。今回オーストラリア全土に一気に拡大する。西オーストラリア州の消費者の76%は、同アクションに好意的な反応を示しているという。
【参考】【オーストラリア】ウールワース、西オーストラリア州小売店舗でプラ袋段階廃止。マイバック持参推奨、紙袋は有償継続(2022年5月7日)
同社は9月から、南オーストラリア州と北部準州の店舗で、プラスチック袋の廃止に着手。その他の州へも拡大していく。青果売り場では、引き続きビニール袋を用意するが、南オーストラリア州ではすでに、堆肥化可能な青果物用袋への転換を行っている。
またBIG Wでは、既存の布製バッグやトートバッグのラインナップの拡張も行い、プラスチック袋からの転換促進を図る。
【参照ページ】Woolworths and BIG W to stop selling reusable plastic shopping bags for a greener future
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