カナダのスティーブン・ギルボー環境・気候変動相とジャンイヴ・デュクロ保健相は6月20日、2023年12月以降、使い捨てのプラスチックの販売を禁止し、2025年末までに輸出を禁止する政策を発表した。
今回の発表では、使い捨てのプラスチック製品6品目が対象となった。レジ袋、カトラリー、リサイクル困難なプラスチックが含まれた飲食容器、飲料商品を束ねるリング、マドラー、医療またはアクセシビリティ上必要な利用を除くストローの6品目。
同政策は2022年12月に発行後、移行と在庫消化の期間を確保するため、2023年12月から販売禁止が適用される。また、2025年末までにこの6つの品目の輸出が禁止となる。使い捨てのプラスチック製品の輸出禁止は世界初。
今後10年間で、130万t以上のリサイクル困難な廃プラスチックと、2.2万t以上のプラスチック汚染が無くなる試算。ゴミ袋100万個以上に相当する。
また、プラスチックのサーキュラーエコノミー化により、2030年までに年間180万tの二酸化炭素排出量を削減し、数十億ドルの収益改善、約42,000人の雇用を創出できるとした。
今回の発表と同時に、規制に対応するため品目の定義など詳細を記載した企業向けガイダンスと、企業、市民向けにサステナブルな代替品を選択することを補助するガイダンスを発行した。
【参照ページ】Government of Canada delivers on commitment to ban harmful single-use plastics
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