英小売大手マークス&スペンサーは7月22日、プライベートブランド(PB)「Piccolo」「Pomodolci」「Capella」のトマト商品でリサイクル可能な包装への転換を発表した。プラスチック使用量は、従来包装比95%削減可能。同社小売500店舗以上で、プラスチック包装の回収も併せて実施する。
今回導入する包装は、英包材製造 Reflex Packaging Groupと共同開発したリサイクル可能な厚紙と少量のプラスチックフィルムを採用。同社小売マークス&スペンサー全店舗および、ネットスーパーOcadoで販売する。
同社は、2040年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を目標としている。プラスチックでは、2025年までに全食品包装をリサイクル可能にし、2027年までにプラスチック製食品包装10億個削減にコミットしている。
【参考】【国際】マークス&スペンサー、スコープ3含む2040年カーボンニュートラル宣言。プランA改訂(2021年10月20日)
同社は2021年、柑橘類果物タンジェリンでもリサイクル可能な包装を導入済み。2022年後半には、ブラッドオレンジにも拡大する予定。柑橘類の包装でのプラスチック削減も進めている。
さらに同社は、小売店舗500点以上にプラスチック回収ボックスを設置。ヨーグルトの蓋やお菓子の袋等、通常では自治体等で回収されないものも含め回収する。マークス&スペンサーで購入していない商品も回収対象とする。
【参照ページ】M&S LAUNCHES NEW RECYCLABLE TOMATO PACKAGING
【画像】Marks and Spencer
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