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【イギリス】テスコ、商品輸送で大型EVトラック導入開始。ボルタトラックとの共同開発も

 英小売大手テスコは8月11日、物流センターから都市部の同社小売400店舗以上への輸送で、大型電気自動車(EV)トラックの運行を開始したと発表した。同大型EVトラックは、ルノー・トラックが提供。航続距離は最大209kmで、ディーゼル・トラックと同等の積載量を誇る。

 同社は、2035年までにスコープ1、スコープ2でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成が目標。1月には、英ウェールズ地方カーディフの鉄道ターミナルから同地方マゴーの配送センター間で、カーボンニュートラル型の製品輸送を実現する大型EVアーティキュレートトラックを導入済み。

 今回導入するEVトラックは、年間で3万マイル(約4.8万km)を走行する予定で、二酸化炭素排出量を年間23t削減できる見込み。英ロンドン・ダゲナムの同社配送センターには、EV充電スタンドも設置する。マルチゾーン温度制御を搭載し、積載物別に異なる温度設定も可能。

 さらに同社は、多くの都市で大気汚染対策としてゼロ・エミッション・ゾーンが計画されていることを踏まえ、スウェーデンEV製造ボルタトラックとEVトラック「Volta Zero」の共同開発も進めている。ディーゼル・トラックでの輸送禁止地域での配送に備える他、ドライバーが中央に座るグラスハウススタイルの採用や、サイドミラー代替としてカメラを活用することで、歩行者やドライバーの安全性も確保する。

【参照ページ】Tesco electrifies deliveries to more than 400 city centre stores
【画像】Tesco

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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