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【アメリカ】ペプシコとADM、リジェネラティブ農業大幅拡大で協働。米国農家の転換支援

 食品世界大手米ペプシコと穀物世界大手米ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)は9月14日、両社が共有する北米サプライチェーン全体でのリジェネラティブ農業の大幅拡大で協働すると発表した。

 今回の協働では、2030年までに、米国農家の農地最大8,094km2のリジェネラティブ農業への転換を目標として掲げた。農家での二酸化炭素排出量は、140万t削減できる見込み。

 ペプシコは、2030年までに同社のサプライチェーン上の農場面積約2.8万km2で、リジェネラティブ農業を展開する目標をすでに打ち出している。また、ADMは、2035年までに2019年比でスコープ3を含む二酸化炭素排出量を25%、エネルギー消費原単位を15%、水消費原単位を10%削減、埋立廃棄物の転換率90%が目標。その他、2025年までに森林破壊のないサプライチェーンの構築等も掲げている。今回の協働も両社の目標達成に向けたアクションの一環。

【参考】【国際】ペプシコ、pep+戦略発表。リジェネラティブ農業、水資源、DE&I、栄養改善等で強いコミット(2021年9月17日)

 今回の発表では、両社はまず、カンザス州、ミネソタ州、アイオワ州、イリノイ州、インディアナ州、ネブラスカ州のとうもろこし、大豆、小麦農家を対象に設定。リジェネラティブ農業に関するバリューチェーン全体での認識を高め、被覆作物、節減耕起、栄養管理、多様な輪作、責任ある農薬使用等を進める。

 参画農家に対しては、技術的・財政的支援や、リジェネラティブ農業ネットワークへのアクセス提供、第三者測定システムを活用したモニタリング等も行う。

【参照ページ】PepsiCo, ADM Announce Groundbreaking Agreement Aiming to Reduce Carbon Intensity by Supporting Regenerative Agriculture Practices on Up to 2 Million Acres of Farmland
【参照ページ】PepsiCo, ADM Announce Groundbreaking Agreement Aiming to Reduce Carbon Intensity by Supporting Regenerative Agriculture Practices on Up to 2 Million Acres of Farmland

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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