世界42社・機関は10月5日、医薬品の廃棄物削減イニシアチブ「持続可能な医薬品パートナーシップ(SAP)」を創設した。官民のマルチステークホルダー型組織として、製薬会社、ジェネリック医薬品メーカー、小売事業者、サプライチェーン、テクノロジープロバイダー、ヘルスケア、病院、薬局、研究者、学術関係者、政府、NGO等に参加を呼びかけている。
同イニシアチブは、YewMakerのCEOであるNazneen Rahman氏が提唱し、創設。同氏はSMPのディレクターにも就任している。創設42社・機関は、YewMaker、ファイザー、アストラゼネカ、テバファーマスーティカル、ブリストル・マイヤーズスクイブ、ウォルグリーン、英国民保健サービス(NHS)、Agilyx、cyclyx、ハネウェル等。
同イニシアチブは、医薬品から医薬品及び包装等の大量の廃棄物が産出されていることを課題視。医薬品廃棄物と医薬品から生じる廃棄物の双方の削減を進めることで、医療費を抑制し、医薬品アクセスも高める。英王立医学会の4年間のプログラムとして活動する。医薬品からの二酸化炭素排出量は世界全体の4%以上を占めている。
同イニシアチブは、すでに、6つの柱を策定。具体的には「インパクトの測定」「エンド・ツー・エンドの可視化」「有効期限の改善」「デジタルのデフォルトで化」「一回毎の使用」「持続可能な包装」。4年間で、科学的根拠に基づき、スケール可能なソリューションを開発する。
【参照ページ】Sustainable Medicines Partnership Programme launched
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