アパレル業界の国際サステナビリティ団体Sustainable Apparel Coalition(SAC)は12月21日、生産施設向けのHiggインデックス「Higg Facility Environmental Module(FEM)」の第4版「Higg FEM 4.0」に関するテクニカルペーパーを発行した。Higg FEM 4.0は2023年11月にリリースされる。
今回の改訂では、環境パフォーマンスの測定項目や基準を大幅に引き上げている。主な変更点は、
- 石炭等の化石燃料の廃止、再生可能エネルギーの利用、科学的根拠に基づく目標に関する設問追加
- 廃水汚泥マネジメントの設問追加と、有害化学物質排出ゼロ(ZDHC)ガイダンスとの整合性確保
- GHGプロトコルによるスコープ1と2の排出量算出との整合性確保
- 地下水の管理と使用に関する設問追加(消費量把握、法律で定められた地下水採取制限遵守等)
- 同一施設で最終品と布地を生産する場合は、エネルギーと水の消費量を別々に算出
SACは2023年に研修機会も提供していく。
【参照ページ】Sustainable Apparel Coalition Launches Higg Facility Environmental Module 4.0 Technical Paper
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