【ヨーロッパ】伊藤忠、日立建機等3社、電動建機向け可動式充電設備で協働。建設脱炭素

　伊藤忠商事、日立建機、オランダのエネルギー貯蔵システム製造Alfenの3社は10月24日、欧州の可搬式電動建機充電設備事業での協働に関する覚書（MOU）を締結したと発表した。

　伊藤忠商事は、日立建機傘下の日立建機ヨーロッパを通じ、欧州市場でALFENの電動建機向け可搬式充電設備の販売・ファイナンス・レンタル・リースで協働。将来的には、欧州以外の地域への拡販や、使用済み可搬式充電設備のリユース・リサイクル、建設現場のカーボンニュートラル化実現支援、省エネ化ソリューション提供等の展開も検討する。

　建設現場では、稼働時に二酸化炭素排出量を出さない電動建機に対する関心が高まっている一方、建設機械は近隣に充電設備や仮設電源がない場所で使われることが多い。また、作業が終わると別の建設現場に移動することから、大掛かりな充電設備の都度設置は非効率になってしまうという課題があった。

　そこで3社は、可搬式充電設備の提供に着目。10フィートコンテナ大で、欧州ではコンテナ輸送と同じく車で移動でき、13tクラスのショベル2回分相当の充電ができる。

【参照ページ】建設現場向け可搬式充電設備事業の協業に関する覚書を締結
【画像】伊藤忠商事

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所