
飲料世界大手蘭ハイネケンは6月6日、フランスで展開している大規模リジェネラティブ農業移行プログラムを通じ、初めて大麦を収穫したと発表した。
同プログラムは、欧州初の民間企業主導による大規模リジェネラティブ農業移行プログラム。仏農業・農業食品協同組合VIVESCIAが主導し、企業からの資金提供を受け、農家の移行を支援している。
同プログラムには、2024年の収穫に合わせ、フランス北東部のVIVESCIA会員農家約200人が参画。2025年までに参画農家を500人、2026までに1,000以上に拡大する見込み。同社はサプライヤーを通じ、参加農家からの大麦生産の大部分を購入することを目指す。
同社は、同プログラムで、仏麦芽製造Malteuropと協働。炭素、土壌、水、空気、生物多様性、農家の生活に関する指標と測定値を網羅した同社初の包括的なリジェネラティブ農業プログラムとなった。
同社は、2040年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル達成、2030年までにスコープ3のうちFLAG(森林・土地・農業)での温室効果ガス排出量を30%削減することを目標として掲げている。今回のアクションもその一環。
【参考】【国際】ハイネケン、FLAG含むネットゼロ・スタンダードでSBTi承認。ビールメーカー世界初(2023年9月22日)
【参照ページ】HEINEKEN Marks Milestone with First Large-Scale Regenerative Agriculture Barley Harvest in Europe
【画像】HEINEKEN
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