
欧州委員会は12月18日、国内線と国際線の双方を対象としたフライト温室効果ガス排出ラベル「フライト・エミッション・ラベル(FEL)」ルールを採択した。航空会社は、同ラベル制度に任意に参加できる。
【参考】【EU】欧州委、フライト排出量の統一基準ラベル創設へ。グリーンウォッシュ防止(2024年10月2日)
今回新設する制度は、ReFuelEU航空規則第14条に基づく措置。EU域内を運航する便と、EU域内の空港から出発する便を対象とし、オンラインでフライト予約する際に、「フライト・エミッション・ラベル(FEL)」とともにフライト排出量情報を掲載できる。EU統一基準での排出量を表示することで、グリーンウォッシュを防ぐ。
対象となる航空会社は、欧州航空安全機関(EASA)に必要データを提出する必要したうえで、2025年2月1日までに同制度への参加を申請できる。その後、2025年7月1日までにEASAによって最初のフライトラベルが割り当てられ、2025年の冬季に予定されているフライトから適用される。
フライト・エミッション・ラベルは、航空会社間の公正な競争を確保しつつ、持続可能な航空燃料(SAF)の導入や、航空機体のアップデートを促す意味合いがる。推定値は実際の消費データに基づいているため、航空会社がより効率的かつ持続可能な運航を行うことも奨励される。
【参照ページ】EU introduces Flight Emissions Label for more informed and sustainable travelling
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