キリンホールディングスと同社傘下のキリンビバレッジは12月26日、レインフォレスト・アライアンス(RA)と協働し、茶のリジェネラティブ茶葉農業推進ツール「リジェネラティブ・ティー・スコアカード」の運用を開始すると発表した。
両社は2023年10月、農家が自身の判断によるリジェネラティブ農業の実践を支援するツールとして、リジェネラティブ・ティー・スコアカードの開発開始を発表。茶葉農園は、同ツールを活用することで、現行農業を評価でき、リジェネラティブ農業への移行に向け改善すべき範囲を識別可能になる。
【参考】【スリランカ】キリンとレインフォレスト・アライアンス、リジェネラティブ農業推進ツール共同開発(2023年10月13日)
両社は今回、同社主力商品「午後の紅茶」に使用する紅茶葉の主な生産国のスリランカの一部紅茶農園を対象に運用を開始。2025年末までにスリランカの大農園1カ所と小農園30カ所での展開を予定している。
現在、日本に輸入されている紅茶葉の約4割はスリランカ産で、そのうち約2割が「午後の紅茶」に使用されている。同社は、スリランカの茶葉生産地や農家とのパートナーシップを構築に向け、2013年からレインフォレスト・アライアンス認証の取得を支援。2023年末時点で、スリランカの大農園の約3割に相当する大農園94カ所で認証を取得している。
【参照ページ】環境再生型農業の実践をサポートする「リジェネラティブ・ティー・スコアカード」をレインフォレスト・アライアンスと共同で運用開始
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