
東京電力ホールディングス傘下の東京電力フュエル&パワーと中部電力の折半合弁発電子会社JERAは6月16日、マレーシア国営石油・天然ガスのペトロナスとの間で、液化天然ガス(LNG)バリューチェーン協業の強化に関する覚書を締結した。
今回の覚書は、日本への安定的なLNG供給等に向け、LNGバリューチェーン全体へのさらなる両社の連携の可能性を協議することを定めたもの。アジア地域では、経済成長を支えるためのエネルギーの安定供給と脱炭素化の両立が求められており、ガス火力発電は重要なエネルギー源になるとの認識を示した。
また同社は6月12日、米国からLNGを新たに年間最大550万t調達することを決定した。調達先は、米NextDecadeとCommonwealth LNGとの間でLNG売買契約を締結し、Sempra InfrastructureとCheniere Marketingとの間でLNG売買に関する法的拘束力のない基本合意を締結した。
調達元の天然ガスの開発地域は、NextDecadeがテキサス州Rio Grande LNGプロジェクトで年間約200万t、Commonwealth LNGがルイジアナ州のCommonwealth LNGプロジェクトで年間約100万t、Sempra InfrastructureがPort Arthur LNG Phase 2プロジェクトで約150万t、Cheniere Marketingがテキサス州のCorpus Christi LNGプロジェクトとルイジアナ州のSabine Pass LNGプロジェクトで合計年間最大100万t。
【参照ページ】LNGの安定供給などに向けたマレーシアのペトロナス社とのLNGバリューチェーン協業の強化に関する覚書締結について
【参照ページ】米国から年間最大550万トンのLNG新規調達について~価格競争力と柔軟性が高い米国産LNGで安定供給に貢献~
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