
クボタ、東北大学、琉球大学は6月18日、特定PFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)の無害化・資源循環に向けた検出・分解技術の開発が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「NEDO先導研究プログラム/エネルギー・環境新技術先導研究プログラム」に採択されたと発表した。
今回の発表では、2025年度から2026年度まで難分解、生体蓄積性、毒性が報告されているPFASを低濃度かつ短時間で検出する技術を開発する共同研究を開始。具体的には、東北大学は特定PFASの簡便なリアルタイム検出技術の開発、琉球大学は特定PFASのフッ化物イオンへの効率的な分解技術の開発、クボタは本開発技術の社会実装のための課題に関連する技術開発を行う。
同研究開発は、大量のエネルギー消費を伴う燃焼を用いることなく、特定PFASの分解を可能にする。分解だけではなく分解後の生成物の再利用(資源循環)を見据えたサーキュラーエコノミー型のシステムを実現し得るものだとした。
環境省は2025年6月、PFASの一種であるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びペルフルオロオクタン酸(PFOA)を新たに水質基準対象とするため、「水質基準に関する省令の一部を改正する省令」と「水道法施行規則の一部を改正する省令」を公布。水道事業者等は、2027年4月から新基準に基づく水質検査の実施が義務化される。
【参考】【日本】環境省、PFOAとPFOSの水質基準を公式化。2027年4月から水道事業者に義務化(2025年7月6日)
また、北海道は2025年1月、ラピダスとの間で「水利用に関する協定」を締結した。ラピダスが工場排水に含まれるPFOS、PFOA、PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)を毎月1回測定し、結果を北海道に報告。PFOSとPFOAの合算値が50ng/Lを超えた場合は、北海道等に通報・連絡し、原因調査を行うことも取り決めている。
【参考】【日本】北海道とラピダス、排水PFAS毎月測定で協定。住民不安高まり受け(2025年2月17日)
【参照ページ】特定PFASの無害化に向けた共同研究開発を開始 -東北大・琉球大・クボタでNEDO先導研究プログラムに採択
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