
消費者庁は9月22日、食品関連事業者を対象とした「日本版包装前面栄養表示ガイドライン」案を公表した。10月21日までパブリックコメントを募集する。
今回のガイドライン案は、⾷品表⽰法に基づく既存の義務的栄養成分表⽰や栄養強調表⽰とは異なり、⾷品関連事業者等が⼀般⽤加⼯⾷品に包装前⾯栄養表⽰を導⼊するための⼀般的な取扱や望ましい在り⽅を⽰したもの。
「包装前⾯栄養表⽰」とは、英語では「Front-Of-Pack Labelling(FOPL)」と呼ばれているもので、⾷品の容器包装の前⾯等の消費者が⾒つけやすい箇所に、消費者庁が⽰す様式を⽤いて栄養成分等を表⽰する施策のこと。世界保健機関(WHO)は2019年に、コーデックス委員会は2021年に、各々FOPLガイドラインを発行している。
「日本版包装前⾯栄養表⽰」では、当該⾷品の1⾷分当たりの熱量、たんぱく質、脂質、炭⽔化物、ナトリウム(⾷塩相当量に換算したもの)の量に加え、栄養素等表⽰基準値に占める当該量の割合を表⽰するものと定義している。対象は、⼀般⽤加⼯⾷品で、当該⾷品の⾷品単位として1⾷分が適切に設定できるものが想定されている。
また、⽇本⼈の⾷事摂取基準(2025年版)の18歳以上の成⼈の推奨量等を基にした栄養素等表⽰基準値を⽤いており、18歳未満の⼦供向けに製品設計されている⾷品において、⽇本版包装前⾯栄養表⽰を導⼊する際には「留意が必要」とした。加えて、コーデックス委員会のガイドラインで対象外とされた⾷品を参考にし、健康増進法(平成14年法律第103号)における特別⽤途⾷品のうち病者⽤⾷品及び乳児⽤調製乳と、酒税法(昭和28年法律第6号)における酒類は、⽇本版包装前⾯栄養表⽰の対象外と整理されている。
同ガイドライン案では、様式も指定している。⾷品単位の設定については、当該⾷品の1⾷分とし、当該1⾷分の量を併せて表⽰することとなった。
(出所)消費者庁
販売時と摂取時の栄養成分等の量に乖離が⽣じる⾷品については、⽇本版包装前⾯栄養表⽰に表⽰する栄養成分等の量を摂取時の状態における栄養成分等の量にしてもよい。
⽂字の⼤きさ及びフォントは、栄養成分等の名称、量及び栄養素等表⽰基準値に占める当該量の割合のそれぞれについて統⼀して表⽰。色は、視覚的に⽬⽴たせ、単色。表示は縦向きと横向きの双方が可。
【参照ページ】「日本版包装前面栄養表示ガイドライン」案に関する意見募集について
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