
ENEOSホールディングス傘下のENEOSは6月30日、バイオ燃料の普及と脱炭素社会の実現に向け、神奈川県横浜市のENEOS根岸製油所に水素化処理植物油(HVO)を輸入したと発表した。タンカーを用いた製油所への大規模なHVO輸入は国内初。
【参考】【日本】古河電工やENEOSら、SAF活用による航空貨物スコープ3削減で連携。東京都事業採択(2026年6月16日)
持続可能な航空燃料(SAF)の連産品であるHVOは、軽油と同等の性状を有するため、ドロップイン燃料として既存の設備を改修することなく利用が可能。そのため、既存タンクにHVOを直接受け入れ、化石燃料と混合して出荷することが可能となっており、既存の軽油と比較してライフサイクル全体での温室効果ガス排出量を大幅に削減することができる。
今回の発表では、HVOの環境価値を需要家に提供する方法として、マスバランス方式及びブック&クレーム方式を採用。これらの方式により、需要家は自社の拠点で実物のHVOを受け入れて使用しなくとも、現在使用している既存の燃料と設備をそのまま使いながら、脱炭素化の実績として活用することができる。
(出所)ENEOS
ENEOSは、グループの長期ビジョンとして「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」の両立を掲げている。今後は、輸入だけでなく、和歌山製造所におけるSAF製造を中核とした、原料調達から自社製造、販売までを網羅する国内一貫体制の構築を目指していく方針だ。
【参照ページ】ENEOS根岸製油所へのHVO輸入について
【画像】ENEOS
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