
タイヤ世界大手イタリアのピレリ、化学世界大手独BASF、ポーランド化学大手シントス、ドイツ熱分解技術開発パイラム・イノベーションズの4社は7月22日、欧州で「タイヤtoタイヤ」のクローズドループ構築に向けたサーキュラーエコノミー型プロジェクトを立ち上げたと発表した。
同プロジェクトでは、ドイツ国内の小売店やモータースポーツ活動から回収された使用済みタイヤと、ピレリの同国内のブロイベルク工場から回収されたスクラップタイヤを原料として使用し、再生材を製造する。すでにISCC PLUS認証を取得済み。
(出所)ピレリ
具体的には、パイラムが無酸素状態での高温熱分解プロセスを通じて、回収されたタイヤを回収カーボンブラック(rCB)とタイヤ熱分解油(TPO)に変換。rCBは品質改良を経てピレリの欧州での生産ラインに直接再投入され、従来のバージンカーボンブラックの一部を代替する。
TPOはBASFへと供給され、マスバランス方式により、ブタジエンやスチレンといった化学品の製造に活用され、同社のISCC PLUS認証取得済みの「Ccycled」製品として販売される。シントスはこの原料から、高性能タイヤ用途向けのISCC PLUS認証済みの合成ゴムへと加工し、ピレリが新品タイヤの製造プロセスに再投入する。
【参照ページ】PIRELLI, PYRUM, SYNTHOS AND BASF PARTNER TO TRANSFORM END‑OF‑LIFE AND SCRAP TYRES INTO RECYCLED MATERIALS FOR NEW PRODUCTS
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