
関西電力、TREホールディングス、トクヤマの3社は6月3日、使用済み太陽光発電パネルのリユース・リサイクルに関する協定書を締結したと発表した。
同協定は、高度な資源循環システムの構築が目的。それぞれの知見・ノウハウ、ネットワーク等を活用し、トクヤマが保有する低温熱分解リサイクル技術を用いた太陽光発電パネルの水平リサイクルを軸とする事業モデルの構築に向けた検討を行う。
具体的には、「使用済み太陽光発電パネルの排出予測等の調査」「水平リサイクル実現に向けたネットワーク構築」「事業モデルの検討」「使用済み太陽光発電パネルの排出からリユース・リサイクルにおける温室効果ガス排出量削減」の検討の4つ。
2030年代後半から使用済み太陽光発電パネルの排出量が増加し、ピーク時には年間約50万tが廃棄される見込み。太陽光発電パネルを構成する素材のうち、ガラスやシリコンのリサイクルは、技術面と経済面で課題があるとされている。特にガラスは太陽光パネルの重量の約6割を占めるため、リサイクルすることで最終処分量の削減効果が大きくなる。
トクヤマは、2019年から国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と低温熱分解リサイクル技術を共同開発。強固に結合している太陽光発電モジュールを熱分解により解体し、ほぼ全ての部品でリサイクルを可能とした。同技術を用いたリサイクル率は88%。
3社は、業種・エリアを超えて今回の取り組みへの参画を呼びかけるとともに、太陽光パネルの高度な資源循環システムの社会実装を目指すとした。
【参照ページ】使用済太陽光パネルのリユース・リサイクルに関する協定書の締結
【参照ページ】2024年度NEDO再生可能エネルギー部成果報告会
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