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【ドイツ】アディダス、国連イベントにてサステナビリティ・イノベーションの成果を披露

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 アパレル世界大手独アディダスは6月29日、先日発表した海洋保護に取り組むNGOのParley For The Oceans(以下、Parley)とのパートナーシップを祝し、米国ニューヨークの国連本部において今回のコラボレーションから新たに生まれた革新的なフットウェア・コンセプトを発表した。

 Parleyは海洋環境の保護・保全に取り組む団体で、アディダスは同団体の創設メンバーの一員でもある。同社はParleyの教育・コミュニケーション面における取り組みや海洋プラスチック廃棄の撲滅に向けた包括的なプログラム、Ocean Plastic Program(海洋プラスチック・プログラム)を支援している。

 国連総会ホールで開催された「Oceans. Climate. Life.(海洋・気候・生命)」と題する今回のイベントでは、環境問題の専門家やクリエーター、科学者、起業家らが集まり、海洋の悲惨な現状や気候変動について共有された。また、アディダスを含むParleyのコラボレーターらは自身のビジョンや取り組み、プロジェクト、イノベーション等について発表した。

 同イベントの中では、アディダスグル―プでグローバルブランド責任者を務めるEric Liedtke氏およびParleyの創設者を務めるCyrill Gutsch氏が両者のパートナーシップについて話し合い、今回のコラボレーションから生まれた世界初となるユニークな試作品を披露した。

 今回発表された試作品は、海洋廃棄物や違法に設置された刺網を回収、再利用した糸と繊維のみで作られたシューズ・アッパーだ。このコンセプトシューズは、今年度の後半に予定されている海洋プラスチック廃棄物を使用した消費者向け製品の発表に先駆ける形で、アディダスおよびParleyが今後目指す方向性を示したものだ。

 アディダスはサステナビリティを事業戦略の核に据えており、People(人々)、Product(製品)、Planet(地球)、Partnership(パートナーシップ)の4つを柱としてサステナビリティ・イノベーションに取り組んでいる。今回Parleyとの協働により開発した海洋プラスチック廃棄物由来100%のシューズ・アッパーもその成果物の一環となる。

【参照リリース】adidas and Parley For The Oceans Showcase Sustainability Innovation At UN Climate Change Event
【企業サイト】addidas
【参考サイト】Parley for the Oceans

(※写真提供:adidas and Parley For The Oceans Showcase Sustainability Innovation At UN Climate Change Event

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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