
運用会社世界大手米ブラックロックはこのほど、グリーンボンドのみを運用するファンド「ブラックロック・グリーンボンド・インデックス・ファンド(BLGBFEA)」を設定した。同ファンドのベンチマークには、世界のグリーンボンドを構成銘柄とするインデックス「Bloomberg Barclays MSCI Global Green Bond Index」の総利回りを用いる。国際的に機関投資家がグリーンボンドへ投資したい需要が増加しており、ついに世界大手ブラックロックがファンド設置に踏み切った。
株式や従来型の国際や社債と比べて、グリーンボンドの発行体は世界的にまだ多くはない。そのため、「Bloomberg Barclays MSCI Global Green Bond Index」を構成しているグリーンボンドには、政府発行債券、国際機関発行債券(世界銀行、欧州投資銀行など)、社債(アップル、EDF、トヨタなど)、金融機関債(中国銀行、ソシエテ・ジェネラルなど)など幅広い銘柄が組み込まれている。発行通貨も、米ドル建て、ユーロ建て、円建て等主要国通貨をカバーしている。
またインデックスに組み込まれるグリーンボンドは、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)を満たし、さらにムーディーズ、S&P、フィッチのいずれかから投資適格格付を取得しているものに限られる。
【ファンド】Blackrock Green Bond Index Fund
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