
NASA(米航空宇宙局)と国際環境NGOコンサーベーション・インターナショナル(CI)は2月22日、衛星データを用いて各地域の自然資源や保護・マネジメントする3年間のパートナーシップを締結した。NASAはCIがアフリカで実施している土地生態系プロジェクト「Gaborone Declaration for Sustainability in Africa」と、東南アジアのメコン川流域の水資源管理プロジェクト「Freshwater Health Index」を支援する。NASAの研究員が、各衛星の遠隔監視データから地域や国レベルでの生態系をマッピングするモデルを開発する。
衛星データは自然環境や人間社会のサステナビリティを高めるための有望なデータ・ソースとなると言われており、今回開発するデータモデルは、他の地域でも活用できるものとなる。
Gaborone Declaration for Sustainability in Africaは、2012年のアフリカサミットで決議されたプロジェクトで、政府とNGOが連携し、経済成長と自然環境保護を両立させる取組を実施。Conservation Internationalが事務局を担当している。
Freshwater Health Indexは、政府や自治体等のオンライン意思決定サポートツールで、各地域の水系や生態系の状況をチェックできる。現在はメコン川流域でパイロットプロジェクトを実施し、政府や他の関係者も参加している。林業、漁業、観光業等への影響も計測し、幅広い用途を目指している。
【参照ページ】New Partnership Aids Sustainable Growth with Earth Observations
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