
アイシンは4月7日、ペロブスカイト太陽電池の社会実装に向けた社内実証を、2025年3月から安城工場で開始したと発表した。
同社のペロブスカイト太陽電池は、20年以上にわたる太陽電池の研究開発による高い発電効率と、自動車部品製造の高い技術力を活かした薄ガラスを用いた独自のフィルム構造による高い耐久性が特徴。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の太陽光発電主力電源化推進技術開発プロジェクトで、高効率・高耐久ペロブスカイト太陽電池モジュールの実用化技術開発に関する実証実験も実施している。
今回の実証では、NEDOでの実証実験の成果を活用し、安城工場敷地内施設の壁面や屋根にペロブスカイト太陽電池を設置。同システムの発電評価、施工性評価を行うと同時に、国内初となる系統連系による運用評価を実施する。
具体的には、方角や日射強度による発電量の差異、施工時間やコスト、異常管理等を検証予定。設備容量は2025年9月末には約30kWを見込む。今後、社内外で実証を行いながらペロブスカイト太陽電池の設置面積を拡大し、早期実用化に向けた研究開発を推進する考え。
【参照ページ】アイシン精機、ペロブスカイト太陽電池の社会実装に向け、安城工場で社内実証を開始
【参照ページ】太陽光発電主力電源化推進技術開発
【画像】アイシン
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