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【国際】ニューバーガー、議決権行使理由開示を宣言。ESGの重要性高まり投資先企業への介入強化

 投資運用世界大手米ニューバーガー・バーマンは4月9日、投資先企業25社以上の株主総会に向け、同社の議決権行使結果及び理由を開示するイニシアチブ「NB25+」を開始したと発表した。新型コロナウイルス・パンデミックにより、ESGがさらに重要となったと判断。運用部門全体で、投資先エンゲージメントと議決権行使に意思を持って臨む姿勢を示した。

 同社は今回、新型コロナウイルス・パンデミックにより、世界的な健康危機と社会弱者保護に注目が集まる中、長い目で見れば、ガバナンスとサステナビリティは増加していき、長期的な投資パフォーマンスと未来の危機へのレジリエンスに直接的な影響を与えると指摘。そのため、議決権行使結果開示方針を強化した。

 今回のイニシアチブでは、議決権行使結果と理由の開示は、少人数の「スチュワードシップ・グループ」や外部の議決権投資助言会社を活用するという形ではなく、運用業務に直接携わっている600人以上の社員が担当する。目的については、株主資本保護、受益者に対するフィデューシャリー・デューティー、透明性と説明責任の推進を挙げ、法令基準以上のアクションを自発的に起こすと伝えた。

 同社は今後、議決権行使結果及び理由を開示する対象の企業を拡大することも宣言した。また、他の運用会社については、大手はまだ議決権行使の結果と理由の開示を実施しておらず、実施しても議決権行使から長時間が経過した後だと言及。同社は、運用大手では初めて今回のアクションを決めたと誇った。

 ニューバーガー・バーマンのホームページには、同イニシアチブの専門ページがすでに開設されている。現時点で、Adobe、スタンレー・ブラック&デッカー、レナー、シャーウィン・ウィリアムズの4社について結果と理由が開示されている。

【参照ページ】Neuberger Berman Launches “NB25+” to Preannounce Proxy Voting Rationale and Direction

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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