英大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)は11月25日、アジアの大学ランキング「QS Asia University Rankings 2021」を発表した。日本の最高位は東京大学の15位で、昨年からさらに2つ順位を落とした。
同ランキングは、「大学研究者からの評判」が30%、「企業からの評判」が20%、「生徒数当たりの教員数」が10%、「国際的な研究ネットワーク」が10%、「教員ひとりあたりの論文数・論文あたりの引用数」が15%、「博士号取得の教員数」が5%、「教員と生徒の国際ダイバーシティ」が5%、「交換留学生」が5%で評価。結果は毎年発表されている。今年はアジア634校が対象となり、新規対象も93校あった。
ランキング首位は、昨年に続きシンガポール国立大学。2位は中国・清華大学。3位はシンガポール・南洋理工大学。上位10校のうち7校を中国と香港の大学が占めた。韓国首位は高麗大学校の11位で、東京大学を上回った。
東京大学は、「教員の国際ダイバーシティ」「交換留学生」が非常に低く、「論文あたりの引用数」も足を引っ張っている。
QS Asia University Rankings 2021
- シンガポール国立大学(シンガポール)
- 清華大学(中国)
- 南洋理工大学(シンガポール)
- 香港大学(香港)
- 浙江大学(中国)
- 復旦大学(中国)
- 北京大学(中国)
- 香港科技大学(香港)
- マラヤ大学(マレーシア)
- 上海交通大学(中国)
- 高麗大学校(韓国)
- 韓国科学技術院(KAIST)(韓国)
- 香港中文大学(香港)
- ソウル大学校(韓国)
- 東京大学(日本)
- 成均館大学校(韓国)
- 京都大学(日本)
- 香港城市大学(香港)
- 国立台湾大学(台湾)
- 東京工業大学(日本)
- 延世大学校(韓国)
- 大阪大学(日本)
- 東北大学(日本)
- 漢陽大学校(韓国)
- 香港理工大学(香港)
日本の上位大学
- 15位 東京大学
- 17位 京都大学
- 20位 東京工業大学
- 22位 大阪大学
- 23位 東北大学
- 29位 北海道大学
- 31位 九州大学
- 32位 名古屋大学
- 40位 早稲田大学
- 45位 慶應義塾大学
- 49位 筑波大学
- 66位 神戸大学
- 78位 広島大学
- 91位 一橋大学
- 122位 東京医科歯科大学
- 130位 千葉大学
- 136位 東京農工大学
- 137位 東京理科大学
- 141位 立命館大学
- 145位 東京都立大学
- 150位 金沢大学
【参照ページ】QS Asia University Rankings 2021
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