中国電気自動車(EV)大手NIO(蔚来汽車)は7月21日、EV充電・電池交換ステーション「NIOパワー」が2021年4月に市場投入以来、わずか1年3ヶ月で設置台数1,000台を突破したと発表した。
【参考】【アジア】NIO、吉利、百度、鴻海、テスラ、EV市場の攻略加速。日本ではソニーがEV試作車両完成(2021年1月14日)
同社のNIOパワーは、バッテリーを24個収納できるタイプで、1日に車両312台分の充電が可能。台の上に車が乗れば自動的に充電ケーブルが接続され、下車が不要。これにより、高い充電効率を実現した。
同社は同日、さらに11カ所の電池交換ステーションを始動させ、同社が全国で展開する電池交換ステーションの総数は1,011カ所に達したと表明。そのうち794カ所はサービス能力がより高い第2世代電池交換ステーション。また、7月4日までにユーザーに提供した電池交換サービスの回数でも1,000万回に達した。最も多いユーザーで1,364回のバッテリー交換を実施。また同一ユーザーの利用ステーションの最多数は169ヶ所だった。
また同社は2025年までの計画「九縦九横十九大都市群」も披露。都市間高速道路の南北を結ぶ9路線と東西を結ぶ9高速道路及び19都市群を網羅する急速電池交換ネットワークを構築する。設置台数は、2022年中に1,300台、2025年にはグローバルで4,000台、中国で3,000台を目指すとした。これにより、EVカバー圏の住民を中国全体の90%にまで拡大する考え。
【参照ページ】蔚来第1000座换电站于拉萨正式上线
【画像】NIO
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