英小売大手テスコは11月1日、最も売れ筋のパン商品で、ばら売りと紙包装への転換すると発表した。これにより、包装でのプラスチック消費量を年間3,300万個、重量で120t以上削減する。同社は「時計の針を伝統的なパン屋の時代に巻き戻す」と表現した。
今回転換するのは、PB(プライベート・ブランド)の食パンや類やテーブルロール類全般の25種類。持ち帰り用の袋もビニール袋から紙袋へ転換する。また、PBのドーナツでは、包装を続けるが、半透明なグラシン紙を使用した「グラシン窓」付きの100%リサイクル可能なものに転換。同様に、クロワッサンとパンオショコラでも、プラスチック製のトレイから、プラスチック製の小窓付きのリサイクル可能な紙袋に転換する。
テスコでは、2019年8月に、不要なプラスチックを徹底的に削減した上で、それでも残るプラスチックの素材転換を行う「4R戦略」を開始。すでに、プラスチックを18億個削減済み。サプライヤーへの研修や知見提供も実施している。
【参照ページ】Tesco cuts plastic from bakery favourites and returns to selling bread loose
【画像】Tesco
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