電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟)の紛争鉱物フリー推進イニシアチブ「責任ある鉱物イニシアチブ(RMI)」は11月11日、金、スズ、タンタル、タングステン(3TG)、コバルト、雲母(マイカ)以外の重要鉱物に関するサプライチェーン・デューデリジェンスのツール「Pilot Reporting Template(PRT)」の初版を発行した。
RMIは、3TGについてはCMRTを、コバルトと雲母にはEMRTをツールとして用意。一方、今回リリースしたPRTは、それら以外の全ての鉱物の報告をカバーする設計となっている。RMIにとって、特定の鉱物を対象としない報告ツールは今回が初。
RMIはPRTを策定した狙いは、世の中に勝手ツールが増殖していくことを防ぐことにある。サプライチェーン全体のデータ収集を調和できるよう工夫した。RMIは、継続的に企業ニーズを把握し、PRTのバージョンアップを計画している。
【参照ページ】Pilot Reporting Template