
英小売大手セインズベリーは10月9日、英国スーパーマーケット業界初の泥炭不使用(ピートフリー)栽培のマッシュルームを発売すると発表した。「泥炭不使用」をパッケージに表示し、「ホワイトクローズドカップ 300g」と「ホワイトベビーボタン 200g」の2種類を、同社小売200店舗以上で展開する。
マッシュルームは通常、天然堆肥と泥炭の2層で栽培。泥炭は、収量と品質に影響するため、代替が困難だった。そこで同社は、同社マッシュルーム・サプライヤーのモナガンとともに、天然素材のリサイクルによる培地を活用した栽培方法を共同開発。これにより、泥炭の使用量を年間20,465t削減することに成功した。
また、今回の新たな生産方法では、マッシュルームの食感がしっかりあり、色も白く、日持ちが1日長くなるため、消費者にもメリットがあると強調。さらに同社は、ビタミンD強化マッシュルームも並行して初提供。英国成人の57%が推奨されるビタミンD摂取量に満たない中、同マッシュルームを100g摂取するだけで、成人の1日に必要なビタミンDの摂取量を満たすことができるという。
【参照ページ】Mushroom for improvement: Sainsbury’s first UK supermarket to introduce peat-free mushrooms
【画像】Sainsbury’s
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく
ログインする
※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら