米グーグルは11月20日、大規模に木材を採用したカリフォルニア州サニーベールの新社屋「1265 Borregas」を発表した。同等の鉄筋コンクリート構造と比較し、建材での温室効果ガス排出量(エンボディド・エミッション)を96%削減できたと推定されている。
同木造新社屋では、「CLT」で知られるマスティンバーを採用。マスティンバーは、複数の木材を組み合わせ、一つの木材を構成し、強度等の性能を高めている。今回使用したマスティンバーでは、全てFSC認証を取得した。木材は、人間の集中力を高め、ウェルビーイングを向上する効果も期待されている。さらに、プレハブ工法を採用したことで、建設車両の往来や現場での騒音を削減し、社会的インパクトも向上。建設廃棄物も削減できたという。
同社屋は、グリーンビルディングとして、LEEDプラチナ認証を取得。不動産運用時の環境フットプリントも最小化している。屋上には太陽光発電を設置した。さらに、周辺地域には、生態系を考慮し蜂等の送粉者を保護するため、海岸ヒメナラカシ、カリフォルニアヨモギ、カリフォルニアヤマバラ、オオカバマダラ等の在来種植物を3エーカー植栽した。
【参照ページ】A closer look at Google’s first mass timber building
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