スペインの太陽熱発電事業大手Abengoaは、南アフリカのエネルギープロジェクト・XINAソーラーワンに参入することとなった。XINAソーラーワンは、現在建設中である同社のKaXuソーラーワンとともにアフリカ最大の太陽エネルギー複合施設となる。
今回、Abengoaが技術協力するのは、太陽熱発電のパラボラトラフプラント。北ケープ州に建設される新プラントの発電力は100メガワットとなる。日没後や曇天時でも5時間は電気を発生させることができる最先端の蓄熱システムを有する点に最大の特徴を持つ発電技術である。
本プロジェクトでは、年間315,000 トンのCO2排出を削減し、約90,000世帯に電力を供給できることが試算されている。プラントの建設や運転・保守は、多数の雇用を産み、南アフリカの経済成長を促進することも期待されている。尚、XINAソーラーワンの建設は2014年に開始予定となっている。
日本国内では太陽光発電の報道が多い中、今回は久しぶりの大規模太陽熱発電のニュース。Abengoaが出掛ける上記の2つの発電所が完成すると、アフリカ大陸で最大の太陽熱発電プラントとなる。
【企業サイト】Abengoa