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【アメリカ】コカ・コーラ、世界初となる100%植物性由来のペットボトルを開発

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 世界を代表する飲料メーカーが、また一つ画期的なサステナビリティ・イノベーションを生み出した。ザ・コカ・コーラ・カンパニー(以下、コカ・コーラ)は6月4日、世界初となる100%植物性由来のペットボトル、「プラントボトル・パッケージ(PlantBottle™)」をイタリア・ミラノで開催された国際博覧会の中で公表した。

 「プラントボトル・パッケージ」は植物から採取した天然の糖を完全にリサイクル可能なペットボトル用の原料に変換するという特許技術を使用しており、パッケージの外見や機能、リサイクル性は従来のペットボトル同様だが、環境負荷削減や資源保護の点で大きな効果が期待される。

 コカ・コーラは2009年以降、最大30%を植物由来の材料で作ったプラントボトル・パッケージを約40カ国で合計350億本販売してきた。同社によると、これらのプラントボトル・パッケージの使用により年間31.5万トン以上のCO2排出量を削減できたという。

 現在プラントボトル・パッケージはサトウキビとその廃棄物を使用しており、消費者の期待に沿う高品質を維持しつつ、再生可能な原料から作られたメリットも備えている。同ペットボトルは様々なサイズのパッケージや水、スパークリング、ジュース、お茶など異なった種類の飲料に利用できる。

 コカ・コーラでグローバル研究開発担当を務めるNancy Quang氏は「今日は当社のポートフォリオにおける画期的なマイルストーンとなる。我々のビジョンは革新的な技術を最大限に活用し、責任ある形で調達された植物由来の原料を利用して、世界で初めての100%リサイクル可能な再生可能な原料由来のペットボトルを作ることだった」と語る。

 今回の100%植物性由のペットボトル開発は、環境・社会面への正の影響の向上、食品の安全性に対する悪影響の回避というコカ・コーラの基本原則に沿うもので、同社は今後もプラントボトル・パッケージへの投資を継続していくという。

【参照リリース】Coca-Cola Unveils World’s First PET Plastic Bottle Made Entirely from Plants
【企業サイト】Coca-Cola Company
【参考サイト】Expo Milano 2015

(※写真提供:MAHATHIR MOHD YASIN / Shutterstock.com

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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