【オランダ】フィリップス、金利がサステナビリティ目標達成度に応じて変動する融資で16銀行と合意 2017/05/06 最新ニュース

 総合電機大手オランダのフィリップスは4月19日、金利が同社のサステナビリティ目標の毎年の達成状況に応じて変動する10億ユーロの回転信用枠(リボルビングローン)を設定することで、16銀行と合意に達したと発表した。回転与信枠とは、融資手法の一つで、一定の与信限度枠(今回のケースは10億ユーロ)であれば、事前に設定した最低支払額(ミニマムペイメント)を支払うだけで割賦借入を受けられるというもの。ミニマムペイメントの金額は通常、残高に対する低率や定額で設定するが、今回発表のものは、企業のサステナビリティ目標の達成状況によって変動する。

 この特殊な回転信用枠のスキームを開発したのオランダ銀行大手ING。また融資を提供する銀行はINGの他、オランダのABNアムロ、ラボバンク、英HSBC、ドイツのドイツ銀行、フランスのBNPパリバ、ソシエテ・ジェネラル、スイスのUBS、米バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、モルガン・スタンレー、日本のみずほ銀行、三菱UFJフィナンシャル・グループ、中国の中国工商銀行(ICBC)の全16行。

 同社は、サステナビリティ目標として、2025年までに年間30億人の生活向上、2020年までに5年間のサステナビリティプログラム「Healthy people, sustainable planet」を通じて事業でのカーボン・ニュートラル(二酸化炭素純排出量をゼロにすること)達成、環境関連製品・サービスが売上に占める割合を70%以上、サーキュラーエコノミー関連ビジネスが売上に占める割合を15%以上にする、などを掲げている。また、ここでの「環境関連製品・サービス」とは、省エネ、包装、有害物質、重量、サーキュラーエコノミー、製品寿命などの分野で環境インパクトを改善できるものを指す。また、「サーキュラーエコノミー関連ビジネス」とは、30%以上再生素材を使ったプラスチック容器など、同社が定めるサーキュラーエコノミー基準を満たすものを指す。

 ミニマムペイメント決定要素となるサステナビリティ目標の達成状況判断については、ESG評価機関大手Sustainalyticsが実施する。

【参照ページ】Philips couples sustainability performance to interest rate of its new EUR 1 billion Revolving Credit Facility

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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