【アメリカ】IBMと国際若年性糖尿病財団、1型糖尿病の研究で提携。機械学習テクノロジー活用 2017/09/01 最新ニュース

 IT世界大手米IBMと国際若年性糖尿病財団(JDRF)は8月18日、1型糖尿病の研究で提携することを発表した。IBMが機械学習テクノロジーを提供し、JDRFの持つ膨大な量の糖尿病患者のデータを解析し、子供の1型糖尿病の予見方法を探求する。

 糖尿病は病因により1型と2型に分けられる。1型は、肝臓のβ細胞が壊れ、インスリンが全く分泌されなくなることによる糖尿病。子供や若者が発症しやすく、最初は風邪に似た症状だが、その後喉の渇き、多尿、急激な減量などの症状が現れる。インスリンを体内から補給しないと死の危険がある。一方、2型は、遺伝的に糖尿病になりやすい人が、ストレス肥満などにより発症する。1型より症状が軽いが、合併症の危険があるため、治療の必要がある。

 米国には現在125万人の1型糖尿病患者がいるが、その治療法はまだ確立されていない。JDRFは、膨大なデータを有しているものの、その全てを包括的に分析する能力がなかった。IBMが提供する機械学習テクノロジーでは、患者の遺伝情報、家族、自己抗体、その他の変数を包括的に分析し、1型糖尿病につながるリスクファクターを特定、リスクを定量化する。

 将来的には1型糖尿病の原因を究明することを目指す。そのため、マイクロバイオーム、ゲノミクス、トランスクリプトミクスデータ等の複雑なデータセットの解析を行うことも想定している。

【参照ページ】JDRF and IBM Collaborate to Research Risk Factors for Type 1 Diabetes in Children

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