【国際】ウォーターエイド、世界の衛生的なトイレ活用状況国ランキング2017公表 2017/11/18 最新ニュース

 国際水分野NGOウォーターエイドは11月18日、世界各国のトイレ利用可能状況を調べた報告書「安全なトイレはどこに」を発表した。「世界トイレの日」である11月19日にタイミングを合わせた。衛生的なトイレを利用できない人が最多の国はインド。割合が最も高いのはエチオピアで、92.9%がトイレを利用できない状況にあることがわかった。

衛生的なトイレを利用できない人が多い国 トップ10

順位 人数 割合
1 インド 7.32億人 56%
2 中国 3.43億人 25%
3 ナイジェリア 1.23億人 67%
4 エチオピア 9,200万人 93%
5 バングラデシュ 8,500万人 53%
6 インドネシア 8,300万人 32%
7 パキスタン 7,900万人 42%
8 コンゴ民主共和国 6,200万人 80%
9 タンザニア 4,100万人 76%
10 ケニア 3,200万人 70%

衛生的なトイレを利用できない人口の割合が多い国 トップ10

順位 人数 割合
1 エチオピア 9,200万人 92.9%
2 チャド 1,300億人 90.5%
3 マダガスカル 2,200人 90.3%
4 南スーダン 1,100万人 89.6%
5 エリトリア 460万人 88.7%
6 ニジェール 1,700万人 87.1%
7 ベナン 940万人 86.1%
7 トーゴ 630万人 86.1%
9 ガーナ 2,300万人 85.7%
10 シエラレオネ 550万人 85.5%

 衛生的なトイレを利用できない人数が多い国は、南アジアやアフリカの人口大国が多い。衛生的なトイレとは、人々が安全に排泄できるトイレのこと。不衛生なトイレは、トイレがあったとしても、その中で病気に感染するなどのリスクがある。さらにトイレがない野外排泄では、女性や子供等が暴行に遭うリスクもある。インドではまだ半数を超える人が衛生的なトイレを利用できずにいる。インド政府は2014年10月から2017年11月までに5,200万世帯にトイレを設置する「クリーン・インディア・キャンペーン」を展開中。屋外で排泄する人の数は大きく減少したが、まだまだ実数が多い。中国では、経済成長に伴い、トイレを利用できない人の割合は25%にまで下がってきた。インドネシア、パキスタンも同様。

 一方、割合では10位以内は全てアフリカ諸国。90%を超える国が多く、野外排泄や、トイレがあっても不衛生なトイレが多いことがわかる。1位エチオピアでは、野外排泄を減少させる取組が結実しており、2000年に80%だった野外排泄率は2015年には27%にまで下がったが、トイレの衛生面で課題を依然抱えている。
 

野外排泄率上昇国 トップ10

順位 増加率 2000年野外排泄率 2015年野外排泄率 2015年野外排泄人口
1 ジブチ 7.2% 15.6% 22.8% 20万人
2 マダガスカル 6.2% 37.8% 43.9% 1,000万人
3 カーボベルデ 4.8% 23.3% 28.1% 15万人
4 赤道ギニア 4.4% 0% 4.4% 4万人
5 グレナダ 3.5% 0% 3.5% 4千人
6 ナイジェリア 2.9% 22.6% 25.5% 4,700万人
7 スリランカ 0% 2.7% 22.8% 55万人
8 コンゴ民主共和国 1.9% 10.2% 12.1% 930人
9 ナウル 1.7% 0.9% 2.6% 3百人
9 タンザニア 1.7% 9.6% 11.3% 600万人

 野外排泄の割合が増えている国は、自国での政情不安や周辺国からの移民流入により、衛生的なトイレが利用できない人が増えるという事情を抱えている。

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