Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【アメリカ】米国のESG投資額は2018年までの過去2年で38%増加。USSIFレポート

 米ESG推進団体USSIFは10月31日、米国のESG投資金額をまとめた2018年度の報告書を発表した。USSIFは2年毎に同報告書を発表している。米国でのESG投資額は、2016年の8.7兆米ドル(約980兆円)から38%増え、12.0兆米ドル(約1,360兆円)となった。運用資産全体に占める割合は約25%。

 USSIFは、ESG投資手法を2に分けて集計している。投資意思決定にESG要素を考慮する「ESGインコーポレーション」では、機関投資家向けが8.6兆米ドル(約974兆円)、個人投資家向けが3.0兆米ドル(約340兆円)で機関投資家向けが圧倒的に多い。もう1つの手法「株主決議」では、機関投資家向けが1.6兆米ドルで個人投資家向けが0.2兆米ドルで、ESGインコーポレーションが多数を占めたことがわかる。両方を用いているオーバーラップは、1.4兆米ドルだった。

 投資意思決定で考慮されているESG要素では、多い順に、気候変動(3兆米ドル)、たばこ(2.89兆米ドル)、紛争リスク(2.26兆米ドル)、人権(2.22兆米ドル)、透明性・腐敗防止(2.22兆米ドル)。伸び率では、たばこが最も高く5.32倍に増加。気候変動も2.1倍、人権も2.7倍に伸びた。

 株主提案では、2017年は「企業の政治活動」「環境・気候変動」が最も多い。他にも、「人権・雇用の機会均等」「経営陣報酬」が多かった。

【参照ページ】US SIF Foundation Releases 2018 Biennial Report On US Sustainable, Responsible And Impact Investing Trends
【報告書】Report on US Sustainable, Responsible and Impact Investing Trends 2018, Summary

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。