仏環境エネルギー節約庁(ADEME)は3月12日、食品ロス及び食品廃棄物を削減するプログラムに参加した19社の結果を公表した。全体で食品ロスを平均15%削減でき、130万ユーロ(約1.6億円)のコスト削減につながった。食品大手Jacquet、Labeyrie、Soup 'Idéal等が参加した。
ADEMEによると、フランスでは企業の半数が食品ロス率を把握しておらず、90%が関連コストを考慮できていないという。今回のプロジェクトでは、食品ロスの重量、金額換算したコスト、環境インパクトの測定を行った。改善前の結果は、食品ロス率は9.4%で約880t。金額換算で118万ユーロ(約1.47億円)で売上の4.4%に相当する。食品ロスからの二酸化炭素排出量は1,550tだった。
同プロジェクトでは、食品メーカーでの製造ラインの見直しや従業員研修や、消費しなかった食品の寄付を行うことで、食品ロスを減らした。結果、食品ロスは1社当たり15%削減。金額換算では1社当たり67,000ユーロの節約につながった。二酸化炭素排出量も1社当たり86t削減できた。
【参照ページ】INDUSTRIES AGROALIMENTAIRES – MOINS DE PERTES POUR PLUS DE PERFORMANCES ÉCONOMIQUES
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