世界経済フォーラム(WEF)は9月1日、27ヶ国約2万人を対象に実施した新型コロナウイルス・ワクチンへの関心に関する調査結果を発表した。世界平均で73%の人が摂取が可能ならワクチンを摂取したいと回答した一方、副作用への懸念から摂取したくないという人も一定数いることがわかった。また国別でも大きな差が見られた。
世界平均では、ワクチン摂取に「強い関心」が37%、「やや関心」が37%で、全体で74%となった。一方、強く摂取を拒否する人も12%いた。国別では、ワクチン接種に関心が高い国は、中国、ブラジル、オーストラリア、インド、マレーシア、英国、韓国、サウジアラビアで、これらは摂取したいが8割を超える。一方、ロシア、ポーランド、ハンガリー、フランスは6割を下回った。日本は75%で真ん中ほど。
ワクチンを何時頃受けられるかの質問については、2020中に接種できそうとの回答は、世界平均で40%。そのうち「強くできそうだと思う」はわずか9%だった。世界保健機関(WHO)のスーミャ・スワミナサン主任科学者は9月4日、各国での一般市民のワクチン接種が可能となる時期は、2021年後半以降になるとの見通しを示した。但し、米国やロシア等一部の国では、2020年中の接種が可能となるとの観測もある。
ワクチン接種を拒否する人の理由については、副作用の懸念が56%で最多。続いて、有効性がないと思うが29%、感染リスクを十分に感じないが19%だった。ワクチン全般に対する拒否意識を持つ人は17%だったが、ロシア、イタリアでは3割いた。
【参照ページ】Three in Four Adults Globally Say They’d Get a Vaccine for COVID-19 – But Is This Enough?
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