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【ブラジル】飲料大手アンベブ、中小飲食店への再エネ電力供給でスタートアップと提携。5万店目指す

 飲料世界大手ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)傘下のアンベブは10月5日、再生可能エネルギー発電事業者と中小企業需要家のマッチングを行うブラジルのスタートアップLemon Energiaとパートナーシップを締結したと発表した。同社の取引先である中小の飲食店での再生可能エネルギーへの切り替えを推進する。

 アンベブは、1999年にブラジル飲料大手BrahmaとAntarctica Paulistaが合併して誕生。2004年にはベルギーのインベブと経営統合し、現在もABインベブの中で中南米を代表するグループ会社となっている。

 今回のパートナーシップは、ブラジルの再生可能エネルギーのエコシステムを強化するというアンベブのアクションの一環として発足。さらに同社のテクノロジー子会社Z-Techは、中小企業支援をミッションとしているが、今回再生可能エネルギーというテクノロジーの供給でもZ-Techの理念と合致した。

 アンベブは、Lemon Energiaとのパートナーシップを通じ、2023年までに中小規模の飲食店5万店以上で、再生可能エネルギー電力への切り替えを実現していく予定。Lemon Energiaへの電力切替えは、オンラインで完結できるために非常に容易。アプリで年間の電力節約量の推計値を閲覧することもできる。設備の設置等の初期費用や、ロイヤリティも発生しない。

 ブラジルでは、再生可能エネルギーのコストが大幅に下がってきている。Lemonは、同パートナーシップにより、電力供給先の中小企業が、今後3年間で合計1.5億ブラジルレアル(約28億)の電気料金のコスト削減になると予測している。また、二酸化炭素排出量については、同期間で81万t削減可能という。

【参照ページ】Ambev closes partnership with Lemon Energia to offer renewable and cheaper energy to more than 50,000 small and medium-sized businesses in Brazil

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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