【国際】ABインベブ、醸造所で太陽熱による再生可能熱導入。有害飲酒防止プログラムでも業界をリード 2021/10/01最新ニュース

【国際】ABインベブ、醸造所で太陽熱による再生可能熱導入。有害飲酒防止プログラムでも業界をリード 1

 飲料世界大手ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は9月21日、南アフリカ再生可能エネルギー導入推進GreenLine Africaとスウェーデンのソーラーコレクター(太陽熱集熱器)製造アブソリコンと協働し、モザンビーク・マプート醸造所に太陽熱エネルギープラントを建設すると発表した。同プラントが導入完了した場合、同醸造所での燃料消費と二酸化炭素排出量を40%削減可能。

 同社は、2025年までに二酸化炭素排出量を2017年比25%削減と100%再生可能エネルギー転換が目標。同目標達成に向け、環境スタートアップ発掘プロジェクト「100+ Accelerator」等も展開している。100+ Acceleratorには、食品世界大手米コカ・コーラ・カンパニー、消費財世界大手英ユニリーバ、消費財世界大手米コルゲート・パーモリーブ等も参画を表明済み。

【参考】【国際】ABインベブ、環境スタートアップ発掘プログラム第3期募集開始。コカ・コーラ、ユニリーバ、コルゲートら参画(2021年4月26日)

 今回協働するGreenLine Africaは、同プログラムで2020年に発掘したスタートアップ。マプート醸造所の飲料容器洗浄ステーションでの太陽熱利用の実証で、助成金を得ていた。しかしABインベブは、アブソリコンの実証プラントが稼働している企業を尋ね、太陽熱エネルギーシステムのパフォーマンスを評価。実証プロセスのスキップし、本導入を決定した。アブソリコンのソーラーコレクターは、飲料世界大手デンマークのカールスバーグも導入済み。

【参考】【ギリシャ】カールスバーグ、醸造所の熱エネルギーで太陽熱集器を実証導入。2022年から1年間(2021年7月13日)

 ソーラーコレクターは、2021年下半期に第1期導入を行い、2022年上半期に第2期、第3期導入を行う。完成するとソーラーコレクターで1万m2、プラント全体で2.2万m2の規模になる。醸造所の熱需要の30%は、太陽熱エネルギープラントから供給、10%は熱貯蔵で賄う。

 同社はその他の醸造所での太陽熱エネルギー活用の検討も進めている。カナリア諸島の醸造所では、日中の蒸気生成を太陽光エネルギーで代替し、ボイラーへの負荷低減を図る。

 さらに同社は9月14日、米ジョージタウン大学に委託し実施した、同社の5年間の有害飲酒防止プログラム「Smart Drinking Goals」のインパクト測定で、業界をリードする先進性が認められたと発表した。

 同社は、保健機関や政府との共同プログラム「City Pilots」や、消費者向けのノンアルコール・低アルコール商品の販売、マーケティング活動でのアルコール関連の社会的規範の啓蒙、製品ラベル表示等を積極的に実施。有害な飲酒の防止は、消費者と自社双方に解決メリットのある課題だと結論づけた。

【参照ページ】AB InBev invests in solar thermal energy to meet ambitious sustainability goals
【参照ページ】Georgetown Case Study examines how AB InBev’s Smart Drinking work Contributes to the Reduction of Harmful Alcohol Use

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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